無理して登るより、楽しんでたら痩せてた。それが登山ダイエット。
登山ダイエットに挑戦しようと考えている方へ。
「登れば痩せるんでしょ?」と思って始めてみたものの、
「思ったよりキツい…」「全然体重が減らない…」と挫折してしまうケースも少なくありません。
私自身、ダイエット目的で登山を始めたわけではなく、ただ気分転換に低山を歩いていたら、
気がつけば体が引き締まり、3か月で5kg近く痩せていました。
この記事では、初心者がやりがちな登山ダイエットの“落とし穴”と、
それを避けて楽しみながら続けるためのヒントを、体験談とともにご紹介します。
※ここでいう登山は、初心者向けの**標高300〜600m程度の“低山”**をゆったり登ることを想定しています。
注意点①|すぐに痩せると思わないこと
登山は確かに全身を使う運動ですが、1回で劇的に痩せるわけではありません。
私の場合も、最初の数回は筋肉痛だけで「本当に効果あるのかな?」と感じていました。
でも、5回ほど登ったころから脚が軽くなり、ふくらはぎの形が少しずつ変わってきたように思います。
体重というより、“体の感覚”や“見た目”の変化が先にやってくる──それが登山ダイエットです。
注意点②|いきなり毎日登ろうとしない
「よし!ダイエットするぞ!」と意気込んで、
毎日のように登山しようとすると、体への負担が大きすぎて続きません。
私もかつて「できるだけ頻繁に登ろう!」と考えたことがありましたが、
登山1回の疲労は思った以上で、数日間疲れが取れないことも。
登山ダイエットは、月に2~4回でも十分効果があります。
むしろ、疲労が残らないペースで続けることが何より大切です。
注意点③|標高の高い山にいきなり挑戦しない
初心者のうちは、低山(標高300〜600m)からスタートするのがおすすめです。
いきなり標高1000m超の山に挑戦すると、
「きつすぎる」「怖い」「もう二度と登りたくない」となってしまうことも。
私自身、何度も低山を登って体力がついてから、
ようやく高めの山に挑戦できるようになりました。
また、低山の良さは“季節を問わず続けられること”。
札幌に住んでいる私の地域でも冬は雪が降りますが、雪景色の低山登山もとても魅力的です。
標高の高い山だと冬は危険が増しますが、低山なら1年中楽しめるのも継続のポイントになります。
注意点④|登山後の食事を“ごほうび”にしすぎない
登山を頑張ったあと、「今日はラーメンとスイーツでご褒美!」となりがちですが、
それではせっかくの消費カロリーが台無しになってしまいます。
とはいえ、食べないのも逆効果。
登山後はしっかりたんぱく質と炭水化物を補給して、筋肉の回復とエネルギー補給をすることが大事です。
私の場合、スイーツよりも「鶏肉のおかず+おにぎり」などの**“体へのごほうび”**の方が、
疲れが残りにくく、次の登山へのモチベーションも保てました。
注意点⑤|「歩くだけ」で大丈夫と油断しない
登山は“歩くだけ”に見えるかもしれませんが、
実は膝・足首・腰などに意外と負担がかかる運動です。
最初のうちは特に、
- 靴選び(登山靴の導入)
- ストレッチ(登山前後の柔軟)
- 水分・エネルギー補給(特に夏場)
など、基本をしっかり押さえておくことが重要です。
私は最初、普段のスニーカーで登って足を痛めたことがあり、
登山靴に変えてからは驚くほど楽になりました。
まとめ|楽しんでたら結果がついてきた。それが登山ダイエットの本質
登山ダイエットは、ストイックに体重を減らすより、
「自然の中で気持ちよく歩いていたら、気づけば体が軽くなっていた」というスタイルがいちばん続きます。
「また登りたい」と思えるような体験を重ねていけば、
気づいた頃には体も変わり、生活の中の小さな行動(階段を使うなど)も変わっているはずです。
無理せず、自分のペースで。
それが登山ダイエット成功のいちばんの近道です。
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