40代半ばで、大きく体調を崩した経験があります。振り返ると、若いころと同じ生活習慣を続けていたことで、気づかぬうちに心も体も弱っていたのだと思います。
そこで、体調を回復するために、さまざまなことに取り組みました。このブログでは主に低山登山について書いていますが、登山も健康を取り戻すために始めたことのひとつです
40代の心と体の変化
40代になると体が疲れやすくなり、30代の頃に比べて無理がきかなくなります。特に、運動不足や不規則な生活を続けていると、心身の不調が現れやすくなるでしょう。
また、社会的な責任が増すことでストレスが大きくなり、パソコンやスマートフォンの使用時間も増えて、知らぬ間にマルチタスク状態になっていることも少なくありません。
わたしもこのような生活を続ける中で、体は疲れていないのに心が疲れてしまい、十分な睡眠をとっても日中眠く、集中できない状態に陥りました。
そこで、何とかこの状態から抜け出すため、登山や断酒、そして「マインドフルネス」を実践してみることにしました。
マインドフルネスとは
マインドフルネスとは、インターネットで調べればたくさんの情報が得られると思いますが、多くの場合、以下のように紹介されています。
マインドフルネスとは、現在の瞬間に注意を向け、判断をせずにその瞬間を受け入れる心の状態や実践のことです。一般的には瞑想の一種として紹介されることが多く、ストレス軽減、集中力向上、感情のコントロール、心の健康維持などに役立つとされています。
具体的には、呼吸や身体の感覚、周囲の音や視覚情報に意識を向け、自分の思考や感情が生じたときにそれを批判せず、ただ観察します。やってみると、これがなかなか難しいです。

マインドフルネスの基本的な考え方は「今、この瞬間に注意を向け、過去や未来に対する思考から解放される」というものですが、あまり深く考えない方が良いと思います。
40代におけるマインドフルネスの重要性
年齢ともに仕事と家庭のバランスが変化していきます。若いころは体力と勢いでこれらの変化に耐えられると思いますが、残念ながら年齢を重ねることで思考が凝り固まり、柔軟な考え方が難しくなっていきます。
わたしの場合は、周囲の環境が大きく変わった4月に体調を大きく崩しました。これにより健康への意識の高まりました。これまでストレスに対しては我慢。ひたすら我慢を続けていましたが、ついに我慢も限界となり、ストレス管理を実践する必要がありました。
現時点でマインドフルネスをはじめて6か月が経とうとしています。
はじめは慣れない行為でしたが、今では「贅沢な時間」に変わっています。
マインドフルネスのメリット
わたしの場合、就寝前に15分から20分のマインドフルネスを行います。忙しいスケジュールの中での実践するのは難しい人も多いと思いますが、この短い時間のマインドフルネスが睡眠の質を向上させてくれています。
個人差はあると思いますが、1か月続けたくらいから以下のようなメリットを感じることができました。
4. マインドフルネスの実践方法
マインドフルネスの実践方法も人によって様々なようですが、わたしはオーソドックスに呼吸に集中する方法を取り入れています。深く息を吸い、ゆっくりと息を吐く。鼻をとおる空気に集中します。
当然、色々なことが頭に浮かんできます。浮かんできたことに気付き、再度呼吸に集中します。
簡単に説明すると、これを繰り返すだけです。始めの頃は無駄な時間のように感じるかもしれませんが、ぜひ、ひと月、続けてみてください。不思議と心が安定し感情のコントロールが改善します。
マインドフルネス終了後、わたしは一日頑張った自分を褒めるようにしています。
わたしは山に登りますが、山頂では数分ですがマインドフルネスを行います。私にとってマインドフルネスは「区切り」のようなものになっていると思います。

いろいろ試して、ご自身に合った時間や方法で良いと思います。この方法でなければならないという決まりはありません。
また、先にも書きましたが今ではマインドフルネスはとても贅沢な時間となっています。日頃の忙しくバタバタした生活の中で何も考えない時間というのもあってもいいのではないでしょうか。
最後に
マインドフルネスは心のバランスを改善するためにはとても良い行為だと感じています。しかし、過度な期待をしてはいけません。マインドフルネスだけではなく心身の健康を維持するためには運動や食事、ストレス管理などが必要と考えています。
特にわたしの場合、運動と断酒が心と体の健康に大きく効果をもたらしました。いまでは体調がほぼ元通りに回復し、休日は時間を見つけて登山を続けております。
そして、マインドフルネスによってストレスを軽減していると感じています。40代を過ぎたわたしのように体調が悪くなった方は、是非、時間の無駄と思わずマインドフルネスを実践してみてください。
コメント