登山を始めた当初は、正直ダイエットなんてまったく考えていませんでした。
「体を動かしたい」「自然の中でリフレッシュしたい」という気持ちで、週末に低山を歩き始めたのがきっかけです。
でも不思議なことに、登っているうちに太ももやふくらはぎ、お尻まわりが少しずつ引き締まってきているのを感じるようになりました。
この記事では、登山が脚にどのような変化をもたらすのか、そして実感としてどこに効くのかを、体験談を交えてお伝えします。
登山で鍛えられる脚の筋肉とは?
登山は脚を中心に全身を使う運動です。中でもよく使われるのは次の部位です。
太もも(大腿四頭筋・ハムストリングス)
登りでは太ももの前側(大腿四頭筋)、下りでは裏側(ハムストリングス)が特によく使われます。
自然な上下運動によって、太もも全体をバランスよく引き締める効果が期待できます。
ふくらはぎ(ヒラメ筋・腓腹筋)
坂道を踏み込むたびに、ふくらはぎの筋肉が働きます。
登山を始めた頃、私は登山後にふくらはぎの疲労を特に強く感じました。
でも何度か登るうちに、それが筋肉痛から「張っている感じ」へ、そして引き締まりを実感する感覚へと変わっていきました。
お尻(大臀筋)
登山では、お尻の筋肉も大きく使われます。
私の妻も何度か一緒に登っていますが、「お尻にすごく効く!」と驚いていました。
普段から立ち仕事で動き回っているのに、それでも登山では普段使わない筋肉が刺激されたようです。
登山の効果は人それぞれ?効く部位に違いが出る理由

登山は全身運動ですが、どの部位に効くかは人によって違うと感じます。
実際、私と妻では感じ方が異なりました。
私はふくらはぎの疲労感と引き締まりを強く感じましたが、
妻はお尻が引き締まる感じがあると言っていました。
おそらく、歩き方や体の使い方のクセ、普段の筋肉の使い方が関係しているのかもしれません。
「どこに効くかは一人ひとり違う」──それも登山の面白いところです。
引き締め効果を高める歩き方のコツ
登山で引き締め効果を得るためには、ただ歩くだけではなく、意識すべきポイントがあります。
ゆっくり一定のペースを意識する
無理にスピードを上げず、心拍数が上がりすぎないように一定のペースで歩くことで、
筋肉に適度な負荷がかかり、有酸素運動の効果も高まります。
歩幅は自然に、姿勢をまっすぐに
大きすぎる歩幅は膝に負担がかかり、小さすぎると効果が薄まります。
無理のない自然な歩幅を保ち、背筋を伸ばして歩くことがポイントです。
下山も大切な筋トレ
登りに目が行きがちですが、下り坂では太ももの裏やふくらはぎをしっかり使います。
下山時こそ筋肉が引き締まるチャンスです。
日常生活で感じた変化
登山を続けているうちに、日常のちょっとした場面で“変化”を感じるようになりました。
とくに実感したのは、階段の上り下りが苦じゃなくなったことです。
以前はなるべくエスカレーターやエレベーターを使っていましたが、今ではむしろ「階段を使って歩きたい」と思うようになりました。
体の軽さだけでなく、行動そのものが変わったことが、何よりの成果だと感じています。
登山で変化が出にくい部位もある

一方で、お腹まわりや腕などの上半身は、ほとんど変化を感じませんでした。
登山は下半身を中心に使う運動なので、体全体が一様に引き締まるわけではありません。
それでも、脚まわりやお尻といった目に見えて変化が現れやすい部位がスッキリしてくると、
体全体のシルエットにも良い影響が出てきます。
引き締めを実感するにはどのくらい登ればいい?
私の体感としては、月2〜4回程度の登山でも十分に変化を感じられました。
登山1回で劇的に変わるというよりは、継続することで少しずつ変化が積み重なる感覚です。
無理のない頻度で「また登ろう」と思える範囲で続けることが、何よりも効果的だと実感しています。
まとめ|登山は脚を引き締めたい人にぴったりの運動
- 登山は太もも・ふくらはぎ・お尻をバランスよく鍛えられる下半身集中型の運動
- 人によって「効く場所」が違うのもおもしろいポイント
- 有酸素運動と筋トレの両方の要素を含むから、シルエットを変えたい人に最適
- 階段がラクになるなど、日常生活の変化が何よりの成果
数字に表れにくいけれど、「体が軽くなった」「脚がスッキリした」といった体感の変化を味わえるのが、登山ダイエットの魅力です。
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