登山を始めると、目標時間を設定してタイムを縮めることに意識が向きがちです。しかし、登山の本質は安全に楽しむことにあり、特に初心者は時間を気にしすぎるとリスクが高まります。今回は、登山において目標時間を設定しない方がよい理由について考えます。
初心者が気をつけるべき考え方について詳しくはこちら
目標時間を設定するリスク
運動不足を解消するために登山を始めた私は、同じ山を登るたびに前回の登頂タイムを縮めようとしていました。しかし、登山初心者にとって無理なペースは非常に危険であることに気付きました。
- 無理なペースで登ると、すぐに体力を消耗してしまう
- 水分補給や休憩を忘れがちになる
- 注意力が低下し、転倒やケガのリスクが高まる
登山はタイムを競うものではなく、体力を維持しながら安全に楽しむことが最も大切だと実感しました。。
体調を考慮した登山をする
登山を続けることで体力が向上し、回復が早くなることもあります。しかし、それを過信して無理をすると、思わぬケガにつながる可能性があります。
- ペースを一定に保ち、こまめに休憩を取る
- 水分補給の時間を削らない
- 登山道のコンディションを確認しながら進む
特に、夏場は熱中症のリスクがあるため、時間を気にせず適切な休憩と水分補給を意識しましょう。
下山時の注意点
登りに比べて下山は体力の消耗が少ないため、自然とペースが速くなりがちです。しかし、スピードを意識しすぎると危険が増します。
- 足元に注意しながら慎重に進む
- 階段や岩場は滑りやすいため、焦らない
- 急いで下ることで、ケガのリスクが高まることを認識する
今回の登山でも、下山時に足を滑らせる場面がありました。目標時間を気にすることで、周囲への注意が散漫になりやすくなるため、ゆとりをもって行動することが大切です。
(追記)2024年11月の手稲山下山中に膝が痛くなり歩行が困難な状態になりました。とくに足元が悪い場合は慎重な下山を心がけましょう。
登山の本質は「続けること」と「楽しむこと」
登山の目的は、体力向上や自然を楽しむことです。目標時間を意識しすぎると、負担が大きくなり、登山を楽しめなくなる可能性があります。
- まずは登山の回数を増やす
- 無理のない範囲で登り続けることを意識する
- 登山の魅力を理解しながら、楽しむことを優先する
特に初心者にとって大切なのは、登ることを習慣化することです。タイムを意識するよりも、登山の回数を増やし、自然を楽しみながら少しずつ体力をつけていく方が無理なく続けられます。
まとめ
登山初心者は、目標時間を設定しない方が安全であり、長く続けられるポイントです。
- タイムを気にするよりも、体力を温存することを優先する
- 水分補給や休憩を怠らず、安全に登山をする
- まずは登山の回数を増やし、無理なく楽しむことを目標にする
時間を縮めることが目的ではなく、登山を継続し、自然の中で心身を鍛えることが大切です。気負わず、自分に合ったペースで登山を楽しみましょう。
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