山登りで学んだ事前調査と計画の重要性【初心者登山11回目・手稲山】

登山イメージ 一緒に学ぶ低山登山

2024年8月3日(土)11回目の登山となります。今回は思い付きで13:00近くの平和の滝から手稲山へ行ってみることにしました。

一般的に登山では事前に計画を立てるものです。私は低山だからといって完全に思い付きで登ったことのない山に向かいました。しかし、登ったことのない山に計画なしで登ることはとても無謀なことです。

無計画で手稲山に挑戦

自宅から車で近い平和の滝から手稲山に登れるという情報をしらべていたので、この日午後から予定が無かったので平和の滝から手稲山に挑戦してみることにしました。

平和の滝の駐車場に到着したのは14:00ころ。この時点でいつもより遅いスタートです。
駐車場は空いていたので、すぐに入山しました。

weak hiker
weak hiker

週末は山に登ることを目標にしているので、多少時間が遅くても大丈夫だと思ってました。しかし、この考えが甘かったと反省しています。

入山時間が遅いと日没までに下山できなくなる場合があります。低山だからといって時間に余裕のない登山はやめましょう。

しばらくは平坦な道が続きましたが、時間が遅かったせいか何名かの下山する方とすれ違いました。
登山ではすれ違うことを「スライド」というみたいですね。これからはスライドという言葉を使っていきたいと思います。

手稲山はすぐ近くに川が流れており、とても新鮮です。
また、途中で滝もあるため滝を見ながらの休憩ポイントを作りやすいです。

計画がなければ危険に対応できない

それにしても、この日はとても暑いです。しかも湿度が高く、シャツがすぐに汗でびしょびしょになります。1時間くらい進むと、一匹のハチが私の周りを飛び続けました。

すぐにいなくなるだろうと思っていたのですが、ずっと着いてきます。
刺されたら下山しようと思っていたのですが、ぜんぜん攻撃してくる様子もありません。
しかし、何分経っても着いてきます。とてもストレスです。

weak hiker
weak hiker

蜂がいるせいでいつもよりペースが速くなってしまいました。
まさかこの後もずっと追い回されることになるとは…
山の蜂はしつこいですね。

後からYAMAPで調べましたが、過去数日間の登山情報では蜂に追われている人が多く、事前に調べていればスプレーなどを用意する。もしくは今回の登山をやめるという選択肢もあったと思います。

ハチはこちらが攻撃しなければ刺してくることはないだろうと思いながら、足を進めました。
しかし、この手稲山、登りと下りが入り乱れており足にこたえます。

さらにこの暑さ。気温30℃は超えていたと思いますが、問題は湿度でした。
常に体は熱く、水分をこまめに摂らなければ熱中症になることは想像できました。

普段から外で運動をしない人は熱中症の判断が難しいです。熱中症の防止と対応について事前に調べておきましょう。


今回、初めての山なので水分は多めに持ってきました。
さらに、凍ったアクエリアスも持ってきたので、水分不足の心配はしていませんでした。

2時間は登ったでしょうか。岩だらけの登りが体に堪えました。
休んでも休んでもすぐに疲れる。ペースはかなり落ちていました。
そして、私以外ほとんど登山者がいないことが心細かったです。

頂上までの時間が分からない不安

そこで、ひとりの登山者が下山してきたので、頂上までどのくらいかを尋ねました。
すると驚きの一言。

「まだ、少しありますねー。いってらっしゃい。」

この場合の「少し」は、距離の少しの意味ではないですよね。
今まで登った三角山、藻岩山とはわけが違う。そう思いました。
しかし、引き返せる体力が残っているかぎりは登ろうと思い、気を振り絞って登りました。

weak hiker
weak hiker

知らない山を登ることの怖さをしりました。なぜならば、体はクタクタなのにあとどれくらい登れば頂上なのかわからないからです。

そして、事前に手稲山を調べていたので知っていましたが、「ガレ場」に到着。
圧巻です。そして、なぜこの山のこの部分だけが大きな岩だけになっているのか?不思議な感覚です。
そして、少しばかりの恐怖。(これは何に対する恐怖なのかわかりません)

※この時点でもハチは着いてきています。もう友達感覚ですね。

しかし、体力は限界寸前です。ガレ場ば体力を奪っていきます。
大きな岩の上でしばらく休むことにしました。

日没時間に間に合わないことに

時間は17:00。ここから山頂まではどのくらいかかるのかわかりません。

日没の時間は調べておきましょう。また、天気が悪いとすぐに暗くなるので注意です。

山には街灯がないので、暗くなる前に帰らなければなりません。

そして、頂上はあきらめ、下山を決意しました。

かなり体力を消耗しているため、下山は慎重に進みました。
しかし、ゆっくりしていると暗くなってしまうという恐怖もありました。

weak hiker
weak hiker

山の中では日が暮れたら真っ暗で何も見えなくなります。ヘッドライトくらい持ってくればよかったと、ここでも反省しました。

下山の時、一人の登山者とスライドしました。荷物が大きかったので、十分な装備なのだと思います。
私のように無計画ではなく、暗くなったり寒くなったりしても十分に登山計画をしたベテランの方なんでしょう。

わたしのほうはなんとか平和の滝駐車場に到着しましたが、うっすらと暗くなっていました。
そして駐車場には私の車と、別の1台の車だけでした。

最後に

今回の登山では登り始める時間が遅かったのが失敗でした。しかも初めて登る山にもかかわらず。
登山には事前の計画が重要で、気まぐれで登ろうとしないことを心に誓いました。

しかし、途中で引き返し下山を決意できたことは何よりの経験だったと思います。

今回も無事に帰宅できてよかったです。

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