低山登山を続けていたら、気づけば体重が減り、筋肉量が増えていました。ダイエット目的で登山を始めたわけではありませんでしたが、これは思わぬ副産物でした。
今回は、低山登山を活用して脂肪燃焼効果を高める歩き方について紹介します。
1. 登山は有酸素運動?ダイエット効果があるのか
有酸素運動と無酸素運動の違い
登山は基本的に 有酸素運動 です。長時間継続することで脂肪をエネルギー源として燃焼し、効率よくダイエットに繋がります。
▶ 一般的な登山(ゆっくり歩く登山)は有酸素運動!
- 登山は長時間続ける持久系の運動なので、脂肪燃焼に適した有酸素運動になる。
- 低山登山やハイキングはウォーキングに近く、心肺機能を強化しながら脂肪を燃やせる。
▶ ただし、急な坂道や岩場を登ると無酸素運動に!
- 急な登りを 一気に駆け上がるような動き や、 重い荷物を背負って険しい道を登る 場面では、筋肉が主にエネルギーを使う 無酸素運動 になりやすい。
登山がどのように有酸素運動として機能するか
登山は 1時間以上の持続的な運動 となるため、有酸素運動としての効果が期待できます。
- ゆっくりしたペースの登山 は、ウォーキングやジョギングと同様に 脂肪燃焼を促進 する。
- 一定のペースを維持する ことで、心肺機能を強化しながら効率よくカロリーを消費できる。
運動強度によって、使われるエネルギー源が変わります。
運動強度 | エネルギー源 | 登山の例 |
---|---|---|
低強度(心拍数100~120bpm) | 主に脂肪 | ゆっくりした登山、ハイキング |
中強度(心拍数120~140bpm) | 脂肪 + 糖質 | 普通の登山、一定のペースでの登り |
高強度(心拍数140bpm以上) | 主に糖質 | 急斜面の登り、速いペースの登山 |
💡 脂肪燃焼を最大化するには? → 心拍数120~140bpm(やや息が上がるが会話はできる程度) をキープすることがポイント!
2. 脂肪燃焼に効果的な登山の歩き方
ペースの重要性
✔ ゆっくり一定のペースで登ることで 有酸素運動としての効果が高まる ✔ 整地されていない道を歩くことで 体幹が鍛えられるメリット もある
歩幅の調整:大股・小股の違いと消費カロリー
大股歩きの特徴(筋力アップ向き)
- 太ももやお尻の筋肉を大きく使うため、筋力向上効果が高い。
- 進むスピードが速くなり、短時間で運動強度が高くなる。
- ただし、 膝への負担が大きく、長時間歩くと疲れやすい 。
小股歩きの特徴(脂肪燃焼向き)
- 一歩の距離は短いが、その分 歩数が増えてカロリー消費が増加 。
- 体への負担が少なく、 長時間の登山に適している 。
- 有酸素運動としての効果が高く、ダイエット向き 。
3. 登山でダイエット効果を最大化するためのポイント
有酸素運動としての登山(脂肪燃焼向き)
- ゆっくり一定のペース で登る
- 長時間歩く(1時間以上)
- 心拍数を120~140bpm(個人差あり) にキープ
- 呼吸が乱れない程度 で動き続ける
無酸素運動としての登山(筋力アップ向き)
- 急斜面を短時間で登る
- 階段や岩場でスクワットのように力を入れる
- 重い荷物を背負う
4. 登山と他の運動(ランニング・ウォーキング)との比較
運動の種類 | 体重60kgの消費カロリー(1時間あたり) |
登山(普通の登山道) | 約420 kcal |
登山(急な登りが多い) | 約540 kcal |
ウォーキング(時速4km) | 約250 kcal |
ウォーキング(時速6km・速歩き) | 約375 kcal |
ランニング(時速8km) | 約570 kcal |
🔍 登山はウォーキングより1.5倍以上の消費カロリー!
登山は 長時間続けられるため、結果的に総消費カロリーが高くなる 。
💡 2週間に1回の登山を続けることで、1ヶ月に1~1.5kgの減量が可能!
5. まとめ:登山を取り入れて楽しくダイエット!
登山というと装備を整えなくてはならないと思われがちですが、 低山登山なら最低限の装備で気軽に始められます 。
また、ダイエットだけでなく ストレス解消や体幹強化 にも役立ちます。
✅ ストレス解消(自然の景色を楽しめる) ✅ 筋力向上(不整地を歩くことで体幹が鍛えられる)
登山を生活に取り入れ、楽しく健康的にダイエットを続けてみませんか?
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