近年、ヒグマの出没により登山禁止となる山が増えています。三角山も例外ではなく、一時的に登山が制限されていました。しかし、状況が落ち着き、登山禁止が解除されても、安全面への配慮は必要です。特に、登山道の状態や自身の体力を考慮しながら、無理なく楽しめるルート選びが重要になります。今回は、三角山の登山コースを例に、登山のポイントを紹介します。
登山のリスクについて以下の記事でも紹介しております。
距離を歩いて体力をつける
登山を続けることで体力が向上しますが、無理なペースや長距離の登山は疲労を引き起こしやすいため、徐々に距離を伸ばすのが理想的です。三角山では、短距離コースだけでなく、距離を歩くルートを選ぶことで、より体力を養うことができます。
登りルートの選択
「哲学の道」はやや道幅が狭く、足場が不安定な箇所があります。
- 急な階段が続くため、こまめな休憩が必要
- 段差が一定でないため、足の運びに注意
- 湿った路面に注意し、滑りにくい靴を選ぶ
初心者の方は、階段や急な登りでは焦らず、自分のペースを維持しながら慎重に登ることを心がけましょう。
下山ルートの選択
「二人静の散歩道」は初心者向けの穏やかな下山ルートで、景色も楽しめるためおすすめです。
- 緩やかな斜面で体への負担が少ない
- 札幌市街を見渡せるポイントがあり、リラックスできる
- 登りで疲労がたまっている場合でも、安全に下山できる
急な坂道や階段のあるルートは、下山時に足への負担が大きくなるため、体力に自信のない場合は穏やかなルートを選ぶのが良いでしょう。
ヒグマ対策と登山時の注意点
ヒグマの出没が確認されたエリアでは、登山禁止が解除されても引き続き警戒が必要です。
- 登山前に最新のヒグマ出没情報を確認する
- 単独行動を避け、複数人で登る
- 熊鈴やラジオを使用し、音を出しながら登山する
- 万が一遭遇した場合は、冷静に距離を取り、決して背を向けて走らない
体力づくりのポイント
登山を継続することで体力は確実に向上します。ただし、無理なペースや急激な負荷は避け、以下のような方法で徐々に体を慣らしましょう。
- 週1回程度の登山を続ける
- 日常生活で階段を積極的に使う
- 軽いストレッチや筋トレを取り入れる
まとめ
登山禁止が解除されても、登山道の状態や自身の体力を考慮し、安全第一で行動することが大切です。
- 無理のないルート選びをする
- 足元の安全を確保し、滑りにくい装備を用意する
- ヒグマ対策をしっかり行い、安全な登山を心がける
- 体力を少しずつ向上させることで、より長い距離の登山も楽しめるようになる
継続的に登山を楽しみながら、無理のない範囲で体力向上を目指しましょう。
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